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アニャ・テイラー=ジョイが好きな4つの映画がわかった。第50回トロント国際映画祭で『Sacrifice』のスターたちが、映画記録・批評用SNSの「Letterboxd」にインタビューされたのだ。
グローバルアンバサダーを務めるDiorのオートクチュールドレスに身を包んだアニャ。
アニャの選んだ4つを見てみたので、あらすじと感想。
①お嬢さん(2016年韓国)
あらすじ
日本統治下の韓国。詐欺師の一味スッキは、富豪の上月邸の令嬢に侍女として近づく。詐欺師のリーダーが令嬢の財産を奪い取ろうとしており、2人をくっつける役割を課されたのだ。スッキは役目を果たしながらも、美しくもはかなげな令嬢に心奪われ、2人の関係は深まっていく……
感想
何だこりゃ?というおかしなスリラー。2時間24分という長尺で話が二転三転する。ごめん、アニャがなぜこれを好きなのかわからない(笑)。日本人は韓国人俳優の日本語に違和感を感じ、意図的に笑わそうとしているのか大真面目なのかつかみかねるんだと思う。百合要素が好きかどうかによってこの作品への評価は変わりそうだ。アニャがこれをシリアスなサスペンスと感じたのかどうか、誰かインタビューしてほしい。
イギリスの小説『茨の城』を韓国に設定変更した作品なので、リメイクはしやすいだろう。もしもリメイクするならアニャがお嬢さん役になるのか。元からこんな変なストーリーなのか読んで確かめるか……
②メッセージ(2016年米国)
あらすじ
地球に宇宙船がやって来るがその正体も要求もわからない。言語学者が宇宙人に言葉を教え、対話を始めるが……
感想
『デューン 砂の惑星』シリーズのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が手掛けた良質のSFサスペンス。アニャはデューンのPart 2にチラッと出演し、来年公開予定のPart 3の撮影にも参加している。
原作の『あなたの人生の物語』を基にした脚本が光る。言語学者を演じたのは『ノクターナル・アニマルズ』など多数の出演作があるエイミー・アダムス。『アベンジャーズ』のホークアイでおなじみのジェレミー・レナ―が理論物理学者を演じ、助演に徹する。アニャが年を重ねたときに、このエイミー・アダムスのような役にキャスティングされるのも楽しみだ。
③あの頃ペニー・レインと(2000年米国)
あらすじ
厳格な母親の下で育った15歳のウィリアムは、ロック音楽に傾倒し、ライターとして批評記事を書き始める。あるバンドの取材に帯同していく中で、バンドのグルーピーのペニー・レインに恋心を抱くが……
感想
キャメロン・クロウ監督の自伝的要素を含む、少年の成長物語。一番の見どころは、主人公が恋に落ちるペニー・レイン役のケイト・ハドソンだ。ペニー・レインはとにかくかわいらしく、笑顔も涙もいい。いいところもダメなところも魅力的だ。こんな女性がいたら誰でも好きになるだろうという輝きを放っている。キャメロン・クロウ監督の新作への出演がうわさされているアニャ。この作品を挙げたことからも十分に期待できるだろう。
④花様年華(2000年香港)
あらすじ
1960年代の香港。マンションの隣の部屋に引っ越ししてきた2人の男女が、お互いの持ち物から、配偶者同士が不倫していることに気付く。しかしそれがどんなきっかけで、いつから始まったのかもわからない。立場を同じくする2人はともに時間を過ごすようになるが……
感想
花様年華は人生で最も美しく輝く時期という意味で、読み方は「かようねんか」。ウォン・カーウァイ監督の不倫ロマンス作品で、どこか退廃的な雰囲気の映像だ。主演は『インファナル・アフェア』のトニー・レオン。相手役はマギー・チャン。2人は友達以上恋人未満の関係を続け、すれ違い、なんとももどかしい。ラストの難解さの答えを見つけようという気持ちが頭に住みつく。しかしだよ、マギーのチャイナドレスがなければここまでいい感じの作品にはならなかったんじゃないかな。もしもアニャがリメイクするとしたらどんな設定で、どんな衣装になるのか気になる。
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『Sacrifice』のロマン・ガヴラス監督の4選
アニャが出演する『Sacrifice』のロマン・ガヴラス監督も4つ挙げている。古いのでどれも見たことがないが、配信で見れるものもあるようだ。
ガヴラス監督の『アテナ』はかなりおもしろかったし、緊張感がすごかった。『Sacrifice』には非常に期待している。早く配信してほしい。
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