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原題：Sacrifice 制作国イギリス・ギリシャ
2025年9月公開 1時間43分
拉致されたクリス・エヴァンスと環境カルトリーダーのアニャが手をつないでいる場面写真。
2025年9月6日に、アニャ・テイラー＝ジョイとクリス・エヴァンスが出演する新作映画『Sacrifice』（サクリファイス）がトロント映画祭で初公開された。
セレブや富、急進主義を大胆に風刺しており、同じガヴラス監督の『アテナ』のようにテンポが速いぶっ飛んだアクションムービー。でも笑いのある作品らしい。
あらすじ
環境会議のチャリティーイベント。周囲を気にせず自分だけの世界で生きるアクションスターのマイク・タイラーは、人生の意味を見失うアイデンティティの危機の最中にある。自分というブランドをリセットすべく、気候変動への対応を求めるスピーチを行おうとする。嫌味なビリオネアのブレイクンは、怪しげな深海採掘プロジェクトへの支援を得ようと目論んでいる。セレブが集うこのイベントに、終末思想の環境カルト集団が乱入し、マイクとブレイクン、その場に居合わせた不運なケイティの3人を拉致する。集団のリーダー、ジョーンは、世界を終わらせる火山の破滅的大噴火を防ぐ唯一の方法は有名人をいけにえに捧げることだと信じていた……
キャスト情報
キャストはなかなか豪華。
アクションスター・マイク・タイラー役は『キャプテンアメリカ』でおなじみのクリス・エヴァンス。
カルト集団のリーダー役はアニャ・テイラー＝ジョイ。『クイーンズ・ギャンビット』や『マッドマックス：フュリオサ』など、若手トップスターの一人。
ビリオネアのブレイクンを演じるのは『ブラックスワン』などのヴァンサン・カッセル。その妻を演じるのは、『デスペラード』のサルマ・ハエック。近年は『エターナルズ』のリーダー・エイジャック役で存在感を示した。
アニャ演じるカルトリーダーの父親役は、個性派俳優ジョン・マルコヴィッチ。近年では『シャタード 美しき罠』の変な大家役もおもしろかった。
ロケ地はエーゲ海のサントリーニ島（ギリシャ）にある活火山。ロマン・ガヴラス監督の『アテナ』を見たばかりなのでスタッフがケガしなかったか心配になる。でも、監督の強いこだわりが発揮された考えさせられる作品になっていると期待したい。
Varietyによるインタビューでアニャは、ギリシャやブルガリアの奥深い洞窟、火山の上で10週間にわたって撮影を行い、長期間屋外で過ごしたことで心の平穏が得られたと述べている。
トロント映画祭の後はギリシャの文化施設で公開されるらしいが、その他の公開情報も早く教えてほしい！
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参考サイト：Variety Tiff オナシス財団 サントリーニ島の写真クレジット：UnsplashのChloé Lefleur Thank you!
